閉鎖したWebサイトから、某動画サイトを思う2011/02/07 22:09:43


 ブログを書きにきたら、カウンターの小鳥がゾロ目(111)になってました。
 以前はキリ番踏みに躍起になっていた時期もあったような、なかったような。

 尤も、かつて日参していた数々のWebサイトは、今やほとんどが閉鎖してしまいました。
 Webサイトだけでなく、更新が止まって久しいブログもチラホラ。
 あのイラストを、あの小説を創造・更新していらした管理人様方は、今頃どこで何をしているのかなぁ……


 思わず懐古に耽ってしまう、管理(以下:)でした。



 某動画サイトでも、色んな大人の事情で消えてしまった動画がたくさんありましたっけ。
 著作権的な事情だったり、Up主側の事情だったり……
 それ以外にも理由は色々ありますが、閲覧者側の問題で消失した動画というのはより一層、虚しく口惜しいとは思うのです。

 再Upされてやや落ち着きましたが、Vocaloid:鏡音リンの名曲『炉心融解』
 かの動画が、作曲者であるiroha氏自身の手によって自主削除された経緯は、そのひとつの例と言えるのではないでしょうか。
 (事の次第は多数のWebサイト・ブログで紹介されていますので、GoogleなりYahoo!なりでご検索下さい)

 ランキング入りを目論む者、処構わず宣伝行為を行う者、嫌気が差して妨害工作を行う者(所謂アンチ)、etc...

 前者ふたつは「自分が良いと思ったものを、皆に教えてあげたい」という、善意からの行動と判断できます。
 しかし無差別なそれは、時に独善とも成り得るわけです。

 行き過ぎれば後者のような反感を買うことは、容易に想像できること。
 誰だって、同じことしかできない・言わない相手には、厭きて当然。
 況して興味がない分野であれば、尚更です。

 鉄道模型を大事にする夫が理解できない、然り。
 彼女の買い物や長電話にウンザリする彼氏、然り。

 「工作活動に対するUp主の対処が良くなかった」という意見もあるかもしれません。
 ですが、それ以前に『動画のUp主が対処しなければならない状況』を作り出してしまった事こそ、先ず憂慮すべき事態だと思うのです。

 2009年07月09日、『Axis Powers ヘタリア』というWeb漫画を原作とする、とある動画がUpされました。
 知ってる人は知っている、ロマヘタ シリーズの1作目です。
 作者様は作中で「黒歴史決定」などとご謙遜なさっていましたが、あのような形で黒歴史になるとは、恐らく予想しておられなかったことでしょう……

 随所に散りばめられたDQ,FFなど有名RPGネタ、原作ネタの数々。
 ボス戦の魅せ方や、各種BGMの選曲。
 特にマカロニ兄弟ソビイズ関連の戦闘は、その秀逸な演出から多くの閲覧者の感動を誘いました。
 とあるBGM素材の提供元では、作中に使われたMIDIの急激な人気高騰に驚いたという旨の記述が見受けられたほどです。

 ロマヘタ シリーズの影響を受けて作成された、3次創作の動画も数多くありました。
 小説を書いたという方もいたように思います。

 ですが、2010年3月3日。
 残念ながらこの動画も、作者本人によって削除の憂き目を見ることと相成りました。
 原因は言わずもがな、ファンによる過剰な喧伝、それによる反発や嫌悪感の発生と見て良いでしょう。

 片や、信者と罵り。
 片や、アンチと嘲り。

 泥沼化する両者の対立は、第三者から見れば非常に不愉快、或いは不可解な諍いだったかもしれません。
 事の沈静化を図り、懸命に両者を宥めるコメントも沢山ありました。
 これ以上騒動を拡大させない為、独自にマナー詳報動画を作成する人もいました(それが余計に口論を煽ったという意見もありますが……)。

 しかし結果は、前述の通りなのです。


 多くのファンを獲得したロマヘタ シリーズですが、2011年2月7日現在、未だ復活の兆しは見えません。
 ふと思い出したので調べてみたら、一途に復活を願う人も少なからずいるようです。
 ですが、数え切れない善意と、余りにも多すぎた悪意を、一身に受け止めなければならなかった作者様が今どうしているのか。
 それを知る術はありません。

 沢山の人に応援されて、励まされて、支えられて。
 それでも、すべての動画を削除すると決心するのは、どれくらい辛いことでしょうか。

 ロマヘタに限らず、そういった闘争の果てに消えていったものは少なくありません。
 他にも、已むに已まれぬ事情……例えば、身体を壊したり、実生活に支障が出てしまったり、人間関係が拗れてしまったり。
 そうして、『止める、消す』という選択肢を選んだUp主の苦悩は、はたして我々閲覧者が完全に理解できるものではないと思うのです。

 親の心子知らずとはよく言ったもので、同じ立場になってみなければ理解できない事のなんと多いことか。
 いつまでたっても、年配者が「最近の若いモンは!」と憤るのも同じですね。


 でも、たとえ完全には理解できないとしても。
 想像してみれば、思い遣ってみれば、わかることだってあるんです。
 この記事の前半で"容易に想像できること"と書いた通り。
 はっきり言って、
『自分がされて嫌なことを、他人にしてはいけません』
 ってことですから。



 ……うわ、長っ。

 スルメ齧りながら打ってたら、いつの間にかこんな長文になってました。
 の悪い癖です。文章を書くと、どうしても長くなってしまう……
 いい加減に寝ないと、また電車で寝る破目になるので、今日はこの辺で。
 それでは。

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