医療と製鉄 ― 2012/02/05 22:20:25
7部読んで昼寝してまた7部読んで外食してきました、管理鳥(以下:鳥)です。
つまり、全巻読破してからもう一回読み返し、ゲオへ返しに行くついでにラーメン食ってきました。うまー。
親父と兄貴の事とネズミに起因する過去。
無限を描く黄金長方形の可能性。
奇跡を手にする幸運と覚悟。
隠し味に、これまでジョジョを読んでくれたファンへのサービス。
……多分、キーワードはそんな感じ?
ぶっちゃけた話。
理屈や物理現象というよりは精神論が根底で中核の物語だったのかな、という印象。
男の世界とか、罪の意識を拭う為とか、聖人の加護による支配とか。
……でも、正直よくわからなかったです。
鳥の脳みそはどっちかっていうと残念な方だと自覚してるので、鳥なりに理解ようと頑張ってはみたものの……
うーむ、ようわからん。
最終的に主人公は成長したけど、結局ライバルを倒したのは大統領。或いはスティールの妻・ルーシー。
そして多分、遺体の所有者もルーシー(Dioが倒された時、扉はまだ開いていた。スティール氏は持ち主が死んで「誰のものでもなくなった」と発言。つまり、扉を閉めたのはルーシー)。
主人公にとっての仲間も敵も、どこか遠くの無辜な大勢の人も死んで。
SBR開催国は、人民の信頼厚い国家元首を失い……
あのレースで、物語で、主人公は自立歩行が可能になったけど。
結局、救いっていうか、幸せっていうか……
『勝ち』側に行けたのはルーシーと、蚊帳の外でレースに勝った入賞者達ぐらいで、圧倒的に不幸になった人々が多すぎる気がするんです。
つか。
ポコロコが本当に予言と運だけで勝ち進んだって事が、『三年寝太郎』とか『糸繰り三人女』みたいでどうも……
うーむ。
そもそも引っ掛かってる点として。
「ジャイロの回転する鉄球に触れたら脚が動いた」っていうのは、どういう原理だったんだろう。
思い込む要素がない以上、プラシーボ効果とかじゃないっぽいし(例:エコーズact1)。
爪を回転させて飛ばすってのも、痛覚とかどうなってたんだろう。
回転が1~3部にあった波紋に相当するなら、ズームパンチ的に痛みを軽減して云々って事で説明が付くのかなぁ。
(実際、 回転 ∽ 波紋っぽい描写もあったし)
ジョジョ世界の歴史から考えてみて。
波紋は吸血鬼や柱の男を倒す為に用いられ、人体に於いても生命力の活性化と、ある程度の老化遅延を可能にしました。
吸血鬼は、柱の男の石仮面あっての存在。
ならば、波紋は彼ら(カーズやワムウ達)が地上世界に関わって来た紀元前3000年頃に発祥・若しくは急速発展したと考えて良いと思います。
それに対し、鉄球の回転は、筋肉・骨格・感覚器に精通し医療や殺人に応用できるばかりか、次元の壁まで超越し、尚且つ無限≒永遠まで(馬乗りでないツェペリ家でも、理論上のものとして)実現していた。
剣や斧による斬首が処刑として行われていたのは、1500年頃の事。
しかし、騎士による騎馬決闘はその頃には既に廃れ始めていた筈。
鉄球の回転が医療技術を起源としていたとしたらどうだろう。
確か、エジプトで見つかった最古の義足は紀元前3000年頃の物だったとかなんとか。
エジプトは紀元前から硝子や金属の加工を行い、天文学をはじめとする高い数学力、ミイラに代表される高度な薬学を有していました。
もしかしたら、7部のツェペリ家はエジプトの学者とかを始祖としていたのかも……
そういえば、ボウリングもエジプト発祥だったっけ。
球繋がりで鉄球に視点を置いて考えてみると……
道具として実用可能なレベルの製鉄技術の起こりは、紀元前に栄えたヒッタイト帝国(現トルコ)の国家的超機密。
紀元前1200年頃に海の民によって滅ぼされた事で、ヒッタイトの栄華を支えた製鉄技術は国外に知られるようになりました。
それ以前から隕鉄による鉄器が存在していた事(例:紀元前3000年頃。メソポタミアの"天の金属")を考慮すれば。
もしかしたら、鉄球の回転の始祖は波紋の戦士と同じくらいの歴史を持つ可能性も無きにしも非ず?
隕鉄=宇宙から飛来した鉱物って点も、『弓と矢』に通ずる所がありますし。
それにしたって、重心のとれた完全な球体を成形・加工する技術が確立されるのはもっと後だと思いますが……
そうそう。
例のフリゲでスティールが言っていた「ナプキンを取った」。
あれって大統領の台詞だったんですね。
鳥はてっきり、白手袋(近代ではハンカチ)を叩きつける(※)ような意味かなと思ってました。
ゲーム製作者からの挑戦を受け取った、運命に立ち向かう決意をした、的な。
でも実際は、野鳥や羊の群が先頭の者に追従する = 先駆者こそが勝者という意味らしいです。
主人公は別に何かを導こうとしていたわけじゃないし、「望まなくとも……」って事は。
『ナプキン = 観測者の座』って意味なのかなぁ。
ふぅ。
今日はこの辺で。
それでは。
※白手袋(近代ではハンカチ)を叩きつける
中世に於いて『名前入りの白手袋を相手の足元に投げる』、『相手の顔を白手袋で叩く』事は、決闘を申し込む意味を持っていました。
代用としてハンカチや、食事の席であればナプキンを用いる事もあるようです。
どれも大体にして、白い物とされていますが、これは白手袋が武器(剣)の見立てである事に由来しています。
任天堂のマリオパーティ2に出てくるアイテム:けっとうてぶくろの元ネタも、十中八九コレでしょう。
(どこぞの金持ち王子みたく『ただの 「ぐんて」 に みえるぞ。』などと言ってはいけません)
尚、結婚式で新婦の父や新郎が右手に持つ白手袋も、由来は同じく剣の見立てでした。
勿論コレは、結婚を認めたくない新婦の父親が新郎に叩きつけて盛大な殴り合いをする為……
ではなく、古く西洋では騎士の武勇の象徴であり、花嫁を護る為に剣を右手に華燭の典へ臨んだという伝統からきています。
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